Q1.ガソリンスタンドのコーティングの方が安いと聞きましたが何か違うのでしょうか?また同じくらいの施工料金なら新車ディーラーの方が信用があると思うのですが。
A1.一口にカーコーティングと言ってもその施工内容やレベルは業者によって全く異なるといってもいいくらいです。例えばGSなどの場合、クルマを預かって施工することはほとんど無く、下地処理は省くことが多いです。代表的な工程は1.通常洗車2.コーティング剤を塗り込む3.拭き上げです。時間にして1〜1.5時間です。感覚としてはワックスの代わりにコーティング剤を塗り込んでいるくらいの意識しかないようです。下地処理を行う場合は約1時間程度追加で、軽く汚れ取りのレベル。しかもムラが出ている場合も見られます。いずれの場合も埃やゴミが降ってくる屋外作業が殆どです。しかもアルバイトの方が施工してたりします。2〜3時間の作業で2〜5万円取れるのですからおいしいわけです。新車ディーラはさすがに大メーカーの看板を背負っているので素人目には信用がありそうですが、残念ながらきちんとしたコーティング施工のできる(又はしている)ディーラーは少ないです。ディーラーの場合内製と外注に分かれますが、内製の場合、これまた簡単な下地処理なしの洗車&コーティング剤塗り込み程度です。時間にして1〜2時間。基本的にコーティングごときに時間をかけていると上司に怒られるそうです。作業するのは営業マンか、プライドの高いメカニックです。『俺はメカだぞ!』っていう愚痴が聞こえてきそうです。ま、その気持ちわかりますが。内製で下地処理しているディーラーを見かけますが、幹線道路沿いの屋外でポリッシャをガンガンかけています。恐ろしい光景です。また、(コーティング専門業者や板金整備工場など)外注に出す場合もあります。外注は大きく差が出ます。まずはひどい場合。国産某大手ディーラー(人気プレミアムカーをリリースしている)の例では、業者の技術というよりも、それ以前に、ディーラーの姿勢が悪すぎます。新車の場合、外注先に『朝クルマを取りに来て昼には納車完了せい!』という要求が平気でまかり通っています。朝取りに行って昼納車ということは、実作業にして2〜3時間。当然、洗車→下地作業なしのコーティング剤塗り込みで完成!という工程にならざるを得ません。しかも、依頼工賃が不当に安い。下手すると1〜2万円/台で納入です。そしてエンドユーザーさんには15万円の請求なんて話も聞きます。(これホントの話ですよ)ご丁寧にわけのわからない5年保障まで付けてたりします。一方で、良心的な輸入車ディーラーも見受けられます。こちらはコーティング専門業者への外注ですが、新車の場合、朝クルマを持ってきて、納車は夕方の引き取り。十分な作業時間が確保できます。余裕をもって下地処理ができるので、しかるべき品質のコーティング施工になっています。ディーラーのマージンは低く抑えているので、業者さんは比較的妥当な価格で請負うことができ、手抜きもありません。このディーラーさんの場合、内製と外注をうまく使い分けているようです。内製は急ぎの場合や簡易コーティングと割り切り、施工価格を低く抑え、しっかり施工は外注でというふうに。お客さんの満足度を優先しているのでしょうね。
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下地調整作業に入ると昼食も忘れてしまうのが最近の得意技です
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