あなどれない天然カルナバWAXコーティングの実力

一般的な認識では

  • ワックスの利点艶が良い・水弾きが良い・雨染みがほとんどできない
  • ワックスの弱点:耐久性が短い(2週間~1ヶ月程度)
  • ガラスコーティングの利点:耐久性が長い・硬さがある
  • ガラスコーティングの弱点:斑点状のシミが付きやすい

といった感じだと思います。

ところがこれらワックスとガラスの利点を併せ持ったワックスコーティングというものがあるのです。それがスイス製のSWISSVAX(スイスバックス)社が製造するワックスコーティングです。その実力は耐久性が最も短いもので3カ月、長いもので1年~2年もあります。しかも、ガラスコーティングの最大の弱点である斑点状のシミがほとんど付きません。

最高級の天然カルナウバ蝋(Carnauba wax)を潤沢に使用したWAXコーティングに魅了されたお客さまも多数いらっしゃいます。

天然カルナバワックスの魅力は何といっても(ガラス質のコーティングでは真似できない)その『濡れたような艶』にありますが、実はカルナバ蝋による塗装保護力の高さも相当なものがあります。このことは世間ではあまり知られていないようです。特にガラスコーティングのトップコートとして使用するとガラスコーティングの耐久性とカルナバワックスのイオンデポジットの付きにくさを両立できます。

弊社では設立当初から『ガラスコーティングを施工したいけれど、デポジットも付かないようにしたい!』というご要望のお客様にはトップコートとして施工しております。

近年はワックスよりもコーティングが絶対的に優れているとかコーティングの方が上であるというような風潮がありますが、必ずしもそうではありません。大雑把に言うとガラスコーティングは長期耐久性が高く、一方でカルナバワックスは紫外線カットや艶・発色などの演出性に長けています。

どちらも下地造りが重要なのは同じです。特性を正しく知ったうえで環境や使用目的、または嗜好性(何を重視するか)に合わせて選んでいただくとよいと思います。より趣味性が高いのはカルナバワックスです。

 

カルナバワックスの3つのメリット

【カルナバWAXのメリット その1】=雨ジミや水染み(イオンデポジット)ができない!

ガラスコーティングの欠点の一つは雨ジミや水染みが付きやすい点です。雨ジミや水染みはウォーターデポジットと呼ばれたり、イオン結合するのでイオンデポジットとも呼ばれます。ガラスやセラミクスはイオン結合/イオン結晶性なので同じ結合性質を持つイオンデポジットが固着=結合しやすいのです。

このイオンデポジットが極めて付きにくい(と言いますか実際付かない)のがカルナバワックスの最大の美点とも言えます。ガラスコーティングの表面に定着するよう開発されたSWISSVAXブランドのカルナバワックスもあるので、ガラスコーティングのイオンデポジット防止目的のトップコートとして施工するメリットは非常に大きいものがあります。

長く乗りたい方、大切にしていて手放せない愛車をお持ちの方にはとても安心です。

 

【カルナバWAXのメリット その2】=濡れたような艶!

天然のカルナバ蝋ワックスは濡れたような艶が特徴で、塗装の色彩や深みを演出することに長けている。ヌルっとした艶。りんご飴のような。リップグロスのような。これはガラスコーティングには真似のできない芸当。

特にSWISSVAXなどに代表されるように数十パーセントもの天然カルナウバ蝋を含有するWAXを施工すると、ヌルっとした濡れたような艶が出るのでクルマ全体の雰囲気がショーカーのようになり、ガラスコーティングでは出せない独特の魅力を湛えています。

カルナウバ蝋の分子構造が塗膜そのものと似ているため、塗膜に浸透して定着すると、艶として見たときに光の屈折率、反射率等の相性が良く、塗装面とカルナバ皮膜の境界面で光の全反射成分が小さくなります。 その結果、艶だけでなく塗装が本来持っている色彩や色の深みまで表現できるのです。

必ずしもガラスコートほどの塗膜肌調整の必要はないのですが、ブライトマジックではWAXであっても入念な肌調整(Class-2以上)をおすすめしております。艶・発色など仕上がった時の見栄え(映え)が驚くほど違います。また、SWISSVAX製のワックス施工の場合は肌調整の最終工程で専用のクリーナーフルードを使用し、長期耐久性を最大限発揮するよう施工します。なお、ライトな肌調整(Class-1)だけで施工するコースも用意しております。

 

【カルナバWAXのメリット その3】=耐紫外線性/鉄粉などからの保護力が高い!

【耐紫外線】塗装を紫外線から守る効果が高い。紫外線を吸収してくれるため、塗装面まで紫外線が届きにくく、その分塗装を紫外線から守る能力が高いのです。この能力はガラスコーティングにはあまり備わっていません。カルナウバ蝋の優れた機能と言えます。特にソリッドの赤や黄、緑など紫外線によって退色しやすい塗装色にはガラスコーティングよりもお勧めしたいコーティングです。近年のホンダ車には色に関係なく特に有効です。

【鉄粉/鳥糞/黄砂】また、ガラスコーティングに比べて鳥糞や黄砂などの影響を受けにくいのも長所です。特に鉄粉が固着する量が少なく鉄粉被害の多い地域では極めて有効で、万が一、これらの影響を受けてもほとんどのケースではケミカルなどの簡単な処置でほぼ回復できます。

ただし、ガラスコーティングに比較して皮膜の寿命は短いため数か月〜1年程度での劣化皮膜のクリーニングと再塗り込みによる皮膜のリフレッシュが塗装を長持ちさせる秘けつになります。適切にきちんと管理していけば何年も塗装を保護し潤いを保ってくれます。

 

天然カルナバ蝋ワックスで艶を維持する秘訣

ガラスコートと比べ耐久性が短いことがワックスの弱い点です。ワックスである限り、ガラスよりは柔らかく摩耗しやすいです。また、紫外線や酸素によって高分子結合手が切れ易く比較的劣化が早いため、数カ月おきの『メインテナンス=クリーニング&ワックス塗り込み』が美しさを保つ秘訣となります。耐久性ではガラスコートに比べ不利なものの、それを補って余り有る程、上記のようなメリットがあるのが魅力です。

ブライトマジックで取り扱う天然カルナバワックスはスイス製『SWISSVAX』を使用しています。美を競うコンクールデレガンスではマストアイテムとされ、見る者の目を惹きつけて離さない『濡れたような艶』、『鮮やかな発色』に優れ、保護力の高い製品として定評があります。

【耐久性について】一般的なワックス製品の耐久性が数週間~1カ月程度であるのに対し、SWISSVAXのワックスは3~6カ月の耐久性を有しています。これは製品に含まれるカルナバ蝋の含有率が一般製品のほとんどが数%以下、かつ、艶出し成分としてシリコーンオイル等も使用するケースが多いのに対し、SWISSVAXの製品では少なくとも30%~55%、最高で76%もの最高級カルナバ含有率を誇り、加えて、定着力を上げるためカルナバ以外のワックスや果実由来の油脂を組み合わせ、さらに、ワックス塗布前のバインダーシステムなどの相乗効果によって数カ月もの耐久性を実現しているのです。そのため、一般的なワックス製品と違って、SWISSVAXは濃いシャンプー液で洗車したくらいでは艶も撥水力も落とすことが出来ないくらいです。

ワックス施工前の肌調整として下地をしっかり造っておけば、施工後は何とも言えない『濡れたような艶』と『鮮やかでディープな発色』が楽しめます。私に言わせれば『りんご飴のような艶』です。

【艶の維持について】

実はプロの目から見てもお客様目線でも、総合的に見て高含有の天然カルナバワックスが最も簡単に艶を維持しやすいのではないかと思います。とにかく愛車が年中美しく輝いている。というのが大方のお客様の評価。その方法はシャンプーで洗車するだけ。雨が少ない時期は月1~2回。雨が多い時期は月2~4回洗うと効果抜群!汚れがつるっと取れるのが実感できます。特にシャンプー洗車後は撥水力も艶も施工直後のように戻ります。また、鉄粉が多い地域では2~3カ月に一度ケミカルで鉄粉除去すると長持ちします。

使用環境や保管環境、洗車の頻度にもよりますが、数カ月~1年かけて徐々に撥水力が弱まり、薄っすらと汚れが溜まってきます。おおむね3〜6か月毎にメインテナンス(ケミカル+ワックス施工)されると何年経っても愛車は潤いのある美しい状態が続きます。

実際、年を追うごとに従来のガラスコーティングからSWISSVAX(またはコーティング+SWISSVAX)に切り替えるお客様が増えてきていることからその魅力、実力が伺えます。

 

カルナウバワックス(蝋)豆知識

天然のワックスは蜜蝋や木蝋、キャンデリラ蝋など様々な種類があるが、その中でもブラジル北東部で生育するカルナウバ椰子(ヤシ)の木から採れたものをカルナウバワックス(蝋⁼ロウ)と言う。このカルナバ椰子の葉や葉茎から染み出したワックスを集め精製して使用可能な製品の原料となる。昔は集める作業も完全手作業で重労働だった。

木の先端の最も柔らかい若葉から採れたものが最上級のグレード1、次いでグレード2とされ、色は白に近い淡黄色から黄色。古い葉っぱになるほど低グレードとなり、地面に近い下の方の葉から採れたワックスは淡褐色~褐色でグレード3以下に分類される。

天然のワックスの中でも非常に硬く、光沢が非常に優れ離型性なども良い。磨き込むほどに艶が出るのが特徴である。また、融点(80~86℃)が最も高い。

主な用途は自動車用ワックス、靴墨、化粧品のグロス剤や保湿効果、医薬品・食品のカプセルやコーティング、建築床材・家具用のワックス、離型剤、半導体封止材、など

身近な例として、皆さんご存じマーブルチョコの表面のカリッとしたコーティングにもカルナバワックスが原材料として使用されています。

 

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